民間金融機関の住宅ローンは、そのほとんどが、変動金利か固定金利選択型になります。
これらは、使い方を間違えると、住宅ローン地獄に一直線ですので、くどいようですが、
住宅の問題・対策をよくご理解いただいた上で、ご検討下さい。

あの手この手の特典は
最近、がん保障付き住宅ローン、三大疾病保障付き住宅ローン、
預金金利連動型住宅ローンなど、いろんな特典がついた住宅ローンが登場しています。
いろいろな商品が出ることは好ましいのですが、どれも、民間金融機関がフラット35に対抗し、
変動金利、固定金利選択型を売るためにつくられたものです。
例えば、がん保障は、上皮内がんは対象外とされるケースがほとんどです。
これは生命保険のがん保険で泣き寝入りするパターンと同じです。
上皮内がんとは、皮膚など表層にできた腫瘍や、内臓の粘膜にとどまり、
深部に広がっていないがんのことです。
早期に発見されるがんの多くは、上皮内がんです。
がんにかかったので、生命保険会社に保険金を請求したら、「上皮内がんは対象外です。」と言われ、保険金が支給されない、という人がものすごい数になり、社会問題となっています。
それどころか、 すでにがんにかかってしまったので、新たに上皮内がんを対象とするがん保険に加入しようと思っても、時すでに遅し、加入できません。泣き寝入りしかありません。
がん保障付き住宅ローン、三大疾病保障付き住宅ローンでも、同じ問題が発生することが目に浮かびます。
これらは、変動金利・固定金利選択型ですので、間違った使い方をすると、住宅ローン地獄に落ちます。
また、通常の金利に、0.2〜0.3%ほど上乗せされた金利が適用されますので、支払いも増えますし、住宅ローン地獄に落ちた場合、その影響は0.2〜0.3%分増すことになります。
そして、がんにかかった場合、保障により住宅ローンが消滅するところですが、不幸中の幸いとばかりに金融機関に申請してみると、、「上皮内がんは対象外です。」と言われてしまうのです。
こんなことなら、フラット35にしておけば良かった、と悔やんでも、時すでに遅し。がん保険と同じです。
もちろん、これらの保障や制度で救われる、得をする人もいますが、
ほとんどの方にとって、むしろリスクを抱えてしまうものだと、しっかり認識しましょう。
預金金利連動型は、預金が増えると、住宅ローンの支払いが軽減されるものです。
しかし、相当の金額を預金しないと、あまりメリットがありませんし、そもそも変動金利・固定金利選択型なので、金利が上昇してしまえばアウトです。
これは世の常だと思うのですが、抱き合わせ商品にまともなものはありません。
特典・おまけが豪華なものは、本体が貧弱です。
住宅ローンと生命保険がほしいのなら、別々に利用すればいいのです。
何も、生命保険のために、貧弱な住宅ローンを組む必要はありません。
その上でおすすめの金融機関を挙げるなら、下記の2つです。
おすすめする前提は、変動金利や固定金利選択型を選んではいけない時代の場合、です。
金融機関 |
解説 |
| ソニー銀行 |
ソニーが2001年に設立したノンバンク。
20年・全期間の固定金利選択型があるため、利用価値あり。
抵当権は第1順位を要求され、フラット35との併用はできません。
住宅ローンの借り換えにも利用できるのがポイント。 |
| 東京三菱銀行 |
90年代後半から積極的に住宅ローンを展開し、3年固定で1%を切る住宅ローンなど、固定金利選択型を普及させた筆頭金融機関です。
他行より遅れて、2005年の秋よりフラット35を開始しました。
同時に、フラット35以外のローンのシェアを落とさないよう、固定金利選択型の20年もののキャンペーンを展開するなど、長期の固定金利選択型に力を入れ始めています。
WEBサイトでは、金利一覧にフラット35を掲載せず、
フラット35と簡単に比較できないようにしています。
銀行系のWEBサイトではよくあることですが、あまり感心できません。
使い道は、フラット35との併用です。フラット35では多額の資金が不足する場合、東京三菱銀行で20年以上の固定金利選択型を使うといいでしょう。
住宅ローンの借り換えには利用できません。
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尚、フラット35での資金不足が小額なら、日本住宅ローンやSBIモーゲージをメインにして、どこか適当な金融機関で一部変動金利や固定金利選択型を借りれば済みます。
また、共同住宅ローンでフラット35と変動金利、固定金利選択型(3年固定など)を併用してもいいでしょう。
この場合、固定金利選択型や変動金利で借りた住宅ローンは、繰り上げ返済で早期に完済、
または金利上昇が気にならない程度まで縮小させましょう。
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